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metaタグの <meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>について調べてみた

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2020/05/18
書いた人:
futappa_staff
カテゴリ:
HTML
13,960 views

<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>について、調べてみました。

metaタグの <meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>について調べてみた

色々なサイトのhead内をチェックして、気になった記載について。

<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>
この中にある「chrome=1」というのが気になり、調べてみました。

chrome=1について

この記載がある場合、IEで閲覧しているときはGoogle Chrome Frameを利用して閲覧できる仕組みだったようです。

「Google Chrome Frame」というのは、IEでもchromeのレンダリングエンジンを使って表示できるプラグインであり、そのためにの記載でした。ですが、Google Chrome Frameは2014年にサポート・開発も終了しています。

W3Cバリデートした結果

chrome=1を記載するとどうなるかの検証として、W3Cバリデートにかけてみました。
2つの画像をみてください。1枚名はエラーがありませんが、2枚目のように「,chrome=1」をつけるとエラーが出ます。

img01

img02

補足

Google Chrome Frame自体は、不具合も多かったそうです。
参考サイト:IEをChromeにするGoogle Chrome Frameがすごい(けど実用的なレベルではないよ) – os0x.blog

Google Chrome Frameの廃止背景
参考サイト:Chromium Blog: Retiring Chrome Frame

こちらのページも詳しく書いています。
まだ<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>って書いていませんか?

結論

<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge”>という表記は、必要に応じて使ってOK。ただし、「,chrome=1」は不要です。

最後に

過去の制作物の名残りで、「,chrome=1」の表記が残っているサイトもあるかと思います。もし見かけたら、削除して問題ないようです。また、今回の例もそうですが、時には振り返ってコードの整理をしたり、「これ何かな?」という視点を持つことも大切だと感じました。


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