metaタグの <meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>について調べてみた
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<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>について、調べてみました。
色々なサイトのhead内をチェックして、気になった記載について。
<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>
この中にある「chrome=1」というのが気になり、調べてみました。
chrome=1について
この記載がある場合、IEで閲覧しているときはGoogle Chrome Frameを利用して閲覧できる仕組みだったようです。
「Google Chrome Frame」というのは、IEでもchromeのレンダリングエンジンを使って表示できるプラグインであり、そのためにの記載でした。ですが、Google Chrome Frameは2014年にサポート・開発も終了しています。
W3Cバリデートした結果
chrome=1を記載するとどうなるかの検証として、W3Cバリデートにかけてみました。
2つの画像をみてください。1枚名はエラーがありませんが、2枚目のように「,chrome=1」をつけるとエラーが出ます。
補足
Google Chrome Frame自体は、不具合も多かったそうです。
参考サイト:IEをChromeにするGoogle Chrome Frameがすごい(けど実用的なレベルではないよ) – os0x.blog
Google Chrome Frameの廃止背景
参考サイト:Chromium Blog: Retiring Chrome Frame
こちらのページも詳しく書いています。
まだ<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge,chrome=1″>って書いていませんか?
結論
<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge”>という表記は、必要に応じて使ってOK。ただし、「,chrome=1」は不要です。
最後に
過去の制作物の名残りで、「,chrome=1」の表記が残っているサイトもあるかと思います。もし見かけたら、削除して問題ないようです。また、今回の例もそうですが、時には振り返ってコードの整理をしたり、「これ何かな?」という視点を持つことも大切だと感じました。