【Photoshop】カンタン♪テキスト装飾の作り方 前編 ~1.赤枠で囲む、2.マスキングテープ編
実生活で書き物をする際、「線を引く」、「枠で囲む」、「マスキングテープを貼る」ことがあると思います。 今回は、Photoshopを使って再現してみます。 バージョンはCS6ですが、基本的な機能ばかりを使っているので、CS3以降であれば問題なく再現できると思います。(CS2以前は未確認)
実生活でよく使うテキスト装飾を、Web上でやってみよう
どうも。katoppa!です。
デザインを作る時に、文章を装飾する機会があると思います。今回は、テキスト装飾をPhotoshopで作ってみたいと思います。
例えば、こんな感じの仕上がりを想定しています。
の、4種類を作ってみます。キャプチャ画像の量も多いので、前後編に分けて2つずつご紹介します。
今回は「赤枠で囲む」、「マスキングテープを作る」をお送りします。
それでは、いってみましょう!
まずは下準備から
既に装飾したいテキストをPhotoshopデータで用意されている人は次の項目から進んでください。ゼロから始める方はこちらから。
といっても適当にサンプルテキストを入力するだけですw
見本のテキストは日本語でも構いません。今回は“Lorem ipsum”というサンプル文章を使いました。
コピペしたい人はどうぞ↓。
これで下準備は完了です。それでは、以下はそれぞれのケースに沿って解説していきますので、希望の装飾がある場合はそこだけ読んでください。
CASE01:「赤枠で囲みたい!」
まず長方形ツールを選びます。
次に、赤枠で囲みたい箇所に長方形を描画します。サイズの微調整は後からでも可能なので、ざっくり描きましょう。描画色は今回関係無いので、なんでもいいです。
「ウィンドウ」→「レイヤー」からレイヤーパネルを開き、先ほど描いたレイヤーの空白の箇所をダブルクリック。
すると、レイヤースタイルが編集できますので、左のリストから「境界線」を選択し、オプションを図のように設定してください。
線を「内側」にしているのは、角がきっちり描けるからです。サイズも1pxにしていますが、こちらも後から調整可能。
色はお好きな赤をお選びください。
ここまでくると、茶色い長方形に赤枠がついたものが作成されています。これでは文字が読めないのでw、「塗り」を0%にしましょう。
「塗り」は、レイヤースタイルに影響しない、オブジェクト自身の塗りですので、0%に設定すれば下図のように透明な赤枠ができます。
コレで完成!
この方法であれば、後から枠のサイズや線幅を変更するのも楽です。また、応用すれば、丸や星形の赤枠も作れますね。
CASE02:「マスキングテープを作りたい!」
Ctrl + Shift + Nで「新規レイヤー」を追加します。次に、「長方形選択ツール」をクリック。
マスキングテープの元になる長方形(選択範囲)を描きます。
高さはマスキングテープの高さ、横幅は覆いたい文字より少し大きめに取ると良いでしょう。(後で端を処理するため)
マスキングテープの色を選びます。これは、選択範囲を作成するより前に選んでおいても構いません。今回はブルーグリーン、#007f84にしました。
先ほど作った「新規レイヤー」が選択されていることを確認してから、描画色で塗りつぶします。(Alt + BackSpace)その後、Ctrl + Dで「選択範囲を解除」してください。
すると、こんな感じです。
次に、マスキングテープの端のギザギザ感を処理していきましょう。マスキングテープは、手で千切ることが多いので、切り口がギザギザになっていると思います。
そこで、ざっくり選択できる「なげなわツール」を使いましょう。デフォルトでは「多角形選択ツール」が表示されていると思いますので、長押しして「なげなわツール」を選択してください。
まずは以下のとおり、左右がギザギザになるように選択範囲を作ります。よく画面を拡大し、ギザギザになるように選択してください。やりすぎたかなくらいでも、豪快にちぎった感じが出るので大丈夫だと思います。
青緑で塗りつぶしたレイヤーが選択されていることを確認して、Deleteキーを押しましょう。選択範囲内が削除されます。するとこんな感じ。形はもうマスキングテープに見えますね。ここまで来るとあと少しです。
今度は、先ほどのレイヤーを「乗算」にします。すると、下の文字が読めるように。このままでもマットなテープを貼ったように見えますね。
しかし、マスキングテープの「紙」っぽいマットな感じ感じられませんね。
そこで、「レイヤースタイル」で「パターンオーバーレイ」効果を付加しましょう。
適用するパターンは「灰色のみかげ石」を選択しました。(表示されていない場合は歯車マークから「グレースケールペーパー」を追加しましょう)
「描画モード」は「ソフトライト」を選んでいるので少し明るい色合いに変わりますが、「乗算」を選べば落ち着いた感じになりますし、他のパターンを適用してもまた感じが変わります。
好みの質感になるまで色々試してみるのも良いと思います。
「パターンオーバーレイ」をしたら、無造作感を出すために少し斜めにしてみましょう。
マスキングテープのレイヤーを選択していることを確認して、Ctrl + T → バウンディングボックスの角を掴んで程よい傾きに回転してください。
するとこんな感じで、完成です。
レイヤーを複製してアレンジすれば、異なる色合いのマスキングテープが作れます。重ねると透け感が分かるので、よりいっそうマスキングテープっぽくなります。
それでは、次回は
- 「赤鉛筆で線を引きたい!」
- 「蛍光ペンで線を引きたい!」
をお届けする予定です。