【Photoshop】カンタン♪テキスト装飾の作り方 後編 ~3.赤鉛筆で線を引く、4.蛍光ペンで線を引く編
実生活で書き物をする際、「線を引く」、「枠で囲む」、「マスキングテープを貼る」ことがあると思います。 今回は、Photoshopを使って再現してみます。 バージョンはCS6ですが、基本的な機能ばかりを使っているので、CS3以降であれば問題なく再現できると思います。(CS2以前は未確認)
実生活でよく使うテキスト装飾を、Web上でやってみよう
どうも。katoppa!です。
テキスト装飾をPhotoshopで作ってみよう、後編です。
例えば、こんな感じの仕上がりを想定しています。
今回は後編。「赤鉛筆で線を引く」、「蛍光ペンで線を引く」をお送りします。
それでは、いってみましょう!
CASE03:「赤鉛筆で線を引きたい!」
「ペンツール」に持ち替え、線を引きたい箇所の始点と終点をぽちぽちとクリック。この時、真っ直ぐな線ではなく、多少斜めなくらいが良いです。手書きの無造作感が出ます。
続いて、ブラシを設定していきます。
Photoshopの「ブラシツール」には様々なブラシが用意されています。そのものずばり「鉛筆」というプリセットブラシもありますが、うまく鉛筆感が出なかったので今回は自作します。
まずは「ブラシツール」に持ち替えましょう。
そしてペン立てに刺さったブラシのアイコンをクリック。
まず「ブラシ先端のシェイプ」を決めます。今回は4pxで作っていますが、後からも変更可能です。
小さな画像だと4pxくらいで大丈夫ですが、太さを変えてみるのも面白いです。
もう少し太くすればクーピーで書いたように見えたり、更に太くすればクレヨンで書いたようにも見えますよ。
同じように作ってみたい方は、下図の通り設定してみてください。
次は「シェイプ」。
次は「テクスチャ」です。テクスチャは「横に積む」というテクスチャを選びました。これも他のテクスチャを試してみても面白そうです。
「その他」の設定。ブラシの設定は以上です。
では、最初に作ったパスを使っていきましょう。
まずは新規レイヤーを作成します。Ctrl + Shift + Nで「新規レイヤー」を作り、Enterを押します。
そのレイヤーが選択されていることを確認して、「パス」をクリック。
先ほど作ったパスが表示されていると思います。(画像では「パス」になっていますが、通常は「作業用パス」という名前です。どちらでも大丈夫です。)
ここで、「パス」を右クリックし、「パスの境界線を描く」を選択します。
※選択できない場合:レイヤーが選択されているか確認してください。
すると、「パスの境界線を描く」というウィンドウが出てきますので、「強さのシミュレート」にはチェックせずに「OK」を押しましょう。
「強さのシミュレート」にチェックすると、筆の入りと出のところで先細りする効果が得られます。今回適用すると薄く細くなって見えにくくなってしまうので、もう少し太い線の時に適用すると良いかもしれません。
そして出来上がりがこちらです。
もし赤色でない色で描画されてしまったとしてもご安心ください。「レイヤースタイル」で「カラーオーバーレイ」すれば後からでも色を変更出来ます。
赤鉛筆っぽい色ということで、今回は「#a5000c」を選びました。ちょっと暗い赤色にすると、赤鉛筆っぽいですね。
色や太さを変えてみました。青えんぴつと、黄色クレヨン。
パスをランダムな曲線にすると、手書き感がより強まります。
ブラシを使って落書き。こんなラフなイラストもぱぱっと書けます。
(何が書いてあるかわからないって?「たねっぱ!」のロゴです。)
今回作ったブラシをまた使いたい場合は、「新規ブラシを作成」しておけば自分仕様のブラシを登録出来ますよ。その際、自分がわかりやすいような名前を付けてくださいね。「鉛筆 – 6px」とか。
ぜひお試しください。
CASE04:「蛍光ペンで線を引きたい!」
まずブラシツールを持ちましょう。
今度は、ウィンドウ左上あたりにある、ブラシを選択するメニューから「フラット(20pixel)」を選択します。もう既に形が蛍光ペンに似ていますねw
新規レイヤーを作成します。Ctrl + Shift + Nで「新規レイヤー」を作り、Enterを押します。
そのレイヤーを選択していることを確認し、蛍光ペンをひきたい箇所に線を引きましょう。色はひとまず何色でも構いません。ここで引いた線がそのまま蛍光ペンになりますので、丁寧にひきましょう。もし満足いく線にならなければ、Ctrl + Aで全体を選択してDeleteすれば消えますので、再度、線を引きましょう。
今のところこんな感じです。
次に、レイヤースタイルで色を蛍光色っぽくしましょう。今回は蛍光ピンクっぽくしたいので、「#ffb6dc」にしました。淡いピンクならなんでもそれっぽく見えます。ついでに、文字のレイヤーより下に移動しましょう。
既にだいぶ蛍光ピンクに見えると思いますが、もう少しだけ工夫してみます。
レイヤーの不透明度を「77%」くらいにします。更に、レイヤーをコピーして適当にずらしてください。
するとこんな感じです。完成!
不透明度を下げて重ねたことで、二度書きした感じが出ました。
いろいろ使い道がある…かも?
以上、前後編でお届けしてきましたがいかがだったでしょうか。
Photoshop人生を振り返ってみれば、テキストの装飾って意外と使う機会が多い気がします。
もし良かったらチャレンジしてみてくださいね。