Keyboard Maestro(マクロツール)でテキスト抽出を効率化
テキスト抽出を効率化出来る「Keyboard Maestro」というマクロツールに関して紹介します。
Photoshopのテキスト抽出に関しては、以前いろいろプラグイン等を探してみたものの、結局手作業でテキストを一つ一つコピペしていくのが早いという結論に至ったため、長らく完全手動での抽出を行っていました。
ところが、最近Keyboard Maestroというマクロツールを見つけ、完全自動化とまでは行かないものの抽出の効率化が出来るようになったためご紹介したいと思います。
Keyboard Maestro?
Keyboard Maestroはマクロツールです。
マクロツールとは何かというと、特定の一連の作業をキーボードショートカットに割り当てて、設定したキーボードショートカットを押すだけで一連の作業を勝手にしてくれるようにするツールです。
言葉だけじゃわかりにくいと思いますので、実際にデモを見てみましょう。
デモ
実際にKeyboard Maestroを使用して抽出している風景です。
何をしているかというと、「テキストを選択」→「F1キーを押す(すると指定したテキストファイルにテキストが追加される)」→「次のテキストを選択」→(以下繰り返し)という作業を繰り返しています。
わかりやすいようにゆっくり作業をしていますが、実際はもっとテンポよくコピペが進んでいます。
今までは、
「テキストを選択」→「Ctrl+Aで全選択」→「Ctrl+Cでコピー」→「Escボタンを押す」→「エディタをクリック」→「Ctrl+Vでペースト」→「Photoshopをクリック」→「次のテキストを選択」→ …
という作業を繰り返したのですが、Keyboard Maestroを使って
「Ctrl+Aで全選択」→「Ctrl+Cでコピー」→「Escボタンを押す」→「エディタをクリック」→「Ctrl+Vでペースト」→「Photoshopをクリック」
この作業を「F1キーを押す」だけで実行してくれるようにしてる形です。
今までテキスト1つ抜き出すのに7ステップかかっていたのが、2ステップで済むようになったわけです。めちゃくちゃ便利じゃないですか?
インストール
公式サイトからダウンロード・インストールしてください。
マクロの配布
実際に自分の手で設定できれば一番いいのですが、設定方法がややこしいので、インポートして使えるマクロファイルを配布します。
ダウンロードしたファイルを解凍し、出てくる「Extract target txt.kmmacros」というファイルをダブルクリックすればテキスト抽出のためのマクロが追加されます。
抽出したい文字を文字ツールで選択後F1キーを押すと、選択したテキストがデスクトップの「extract.txt」ファイルに追加されます。(特にextract.txtをエディタで開く必要はありません。デスクトップにextract.txtが無い場合も勝手に作ってくれます。)
興味があれば、是非Keyboard Maestroの使い方を調べて実際に自分で設定してみることをオススメします。テキスト抽出以外にも考え方次第で色々な場面で応用が効きそうなツールです。
以上
自分自身がMacユーザーなので、Windowsで同様の事が出来るソフトが有るかは調べてないのですが、マクロツール自体は結構メジャーなツールで色々な方が作成されていますので、Windowsでも探せば見つかるはずなので是非調べてみてください。
マークアップはかなり手作業で無理矢理やってる部分も多く、まだ試行錯誤すれば効率化出来る部分が残っていると思うのでどんどん効率化していきたい次第です。
以上、たにっぱでした〜